死んで花実が咲くこともあるのです

死んで花実が咲くものか？


――この子死んだっぽい……。

俺が見下ろすケージの中で、姉が飼っていたペットが伸びていた。
ああ、死んでるなと、一目で解った。普段から余り動かない奴だったのだが、ぱっと見てどう見ても生気を感じられなかったのだ。
俺は勿論姉を否定した。ただ、姉の悲哀を認めなかった訳ではない。
ただ――まだ何かしてあげられることはあったのではないか。そう強く思うのだ。
人は身勝手だとよく思う。普段はほったらかしでも、死んだ時だけは哀しそうな・・・いや、本当に哀しむのだ。
命の価値はやっぱりこの程度かと俺は内心嘲笑した。
このやりきれない思いは文章にするには難しすぎる。人は死なねば気付かない、愚かな生き物なのだ。
命の価値が知りたいのなら、ペットを飼うと良い。とびきり愛敬のある、愛着の湧いた可愛いペットを。そして自分の都合に合わせて飼育を放棄すると良い。
いずれペットは死ぬ。その時に解るのだ。
俺は泣きだした姉を見て馬鹿だなと思った。全部――少なくとも半割はお前の所為じゃないか。偽善者ぶって泣く必要は無い。寧ろ止めてくれ、笑いが抑えきれないぜ。

何故か痛み出した胸をほっておいて、俺はゲームに戻った。
「せいぜい、化けて出るなよ」
そう、心の中で悪態を着いた。

久々

約２０日も空いてたよ・・・。

と言う訳で約三週間の沈黙（？）を経て新作をあげておきました。
「雨と頭痛の産物」てぇ奴です。なんぞそれ。
ちょっと心理状況がアレだったんで一見訳の解らないものになってます。
二見しても三見しても訳解らないかもしれない。

何でみんな雨嫌いって言うのかなぁ

誕生日

１７年経ったよ。

今日誕生日でした！
１７歳になりました。もう１７年も生きてるんですね。フヘッ
とは言っても特に何もありません。とりあえず誕生日をテーマにした小説でも書こうかと。あとハロウィン。
でも誕生日って憂鬱だね！

まあ・・・いやほんとに特に何もない。ではー