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Posted by 籠崎進 - 2010.01.26,Tue

こういうときは甘い物でも食べてストレートティーでも飲んで一息つくのがいいかもね。

ありがとうは言わないよ。



ハムが死んだ件について。

彼が寿命を迎えていたのは事実だけど、それは決して言い訳には出来ない。
ペットだから自然に慣れてないし、もう年だから万が一冬眠させてしまっては体力の衰弱が著しいのは目に見えている。
だから部屋を常に暖かくしていなかった自分に非があるかというと、それもそう言う訳ではない。
でもそう言う訳でもあるので、俺が「殺した」と言っても過言ではないのだと断言はできる。

大切なものから無くなっていく、そう言ったけど、
逆に考えたら自分が「大切だと思うから死んでいく」のではないだろうか?
そう仮定したら「自分が殺した」事になる。

殺してしまうくらいなら何も大切だと思わない方が良いのかもしれない。
俺が殺した。
あの時泣いたのはきっと身体が勝手に反応したのであって、「自分」は何とも思っていなかったのかもしれない。
まるで「死にたくない」と言わんばかりに努力呼吸を繰り返す彼を胸に抱いている間、こういう事を考えていた訳ではないけど、でも改めて考えてみるとあの時間は「勿体なかった」のだと思う。
どうせ死んでしまう命を蘇生させようとして何時間もずっと抱き締めているのは無駄の一言で済ませられる事だった。
俺が殺したも同然だ。

大切なものが死ぬんなら何も大切だと思わない方が良いのか、
或いは大切で無い物を殺す為に無理に何かを大切にするのか、
殺したいから大切にするのはおかしいと思うけど、本当に大切な人間よりも本当に殺したい不必要な人間の方が多いのは世の常だ。
悲しみを感じている訳でもないし寂しいともあんまり思わないけど、こんな事を考えるんだからやっぱり自分はある種の犯罪者に近いものがあるのかもしれない。

だってこれを見ている人なんて世界に何人いる?
約60億人中の何人がこれを見た?

次は誰が死ぬのか。
何で俺が死なないのか。死にたい訳じゃないです。
偶に車が前を横切るのを、前へ踏みだしたくなるけど。

今まで自分が幸せな運命を辿ってきたとは自分でも言い難い。そう言うと嫌味な感じもするかもしれないけど、自分の人生なんだから他人と比べるのはおかしいと思うし、そんなつもりはない。
何だかんだ言って今までの十数年間、俺は何の価値もない時間を生きてきた。
最近も何の価値もない人生を生きているから、価値を見つけようとしているのかもしれない。
自分が幸せな立場に立っているとは言い難い。かといって俺が不幸かと言うと、それは違うけれど。
限りなく不幸・・・というよりは無意味で、ある程度普通なんだから、どうしろと言うんだろう。

何にもならない人生でもある程度は楽しめるんだと解ったけど、
何にもならない人生を送るんだろうね。

要らない人は死なないよ。
大切なものばっかり消えていくんだもの。
もうあんまり、人やものを好きにならないようにしよう。そしたらいい。裏切られなくて済む。
ある程度楽しんだらある程度な人生にある程度さよならをしようと思います。

好きな人は居るんですけどね。諦めた。もういいや。
きっと迷惑だろうし

17歳にもなって何言ってんだろうね。
俺って馬鹿だなぁ。

無理に詩的にする必要はなかったかもね。そもそも詩的じゃないし。
死ぬんだよ。大切な人が。俺の所為で。
「俺が殺していた」そう言っても違わない。
ごめんね。罪悪感はこれっぽっちもないんだ。
死んでしまったよ。

終わり。
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プロフィール
HN:
籠崎進
年齢:
31
性別:
男性
誕生日:
1992/11/14
趣味:
描き・書き
自己紹介:
秋刀魚の塩焼き食いたい。

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